PとかDとかの仕事

皆さんこんにちわ、codomomental(W)です、夕方です。

 

今日は出勤もせず音楽について色々考えてる日です。いわゆる制作の日です。記事タイトルは「PとかDとかの仕事」です。音楽業界に興味のない人は読んでも面白くないのでこの辺でブラウザを閉じましょう。

 

Pとはプロデューサーを指す言葉ですね。プロデューサーとは簡単に言えば「嫌な奴」とか「う◯こ」ですね。はい、僕は全然嫌いです。嫌いだけど僕の立ち位置はココになってしまいます。

© codomomental

おい、そのプロデューサーとやらはなにするんだ?って。いっつも思ってました。自分が演者の時は特に。「誰だお前」って言ってくそ程怒られた事もあるし「もうお前たちのCDは出してやらん」とかも言われました。プロデューサーってのも千差万別で色々な人がいます。現場にもちゃんと来る系の人もいれば、現場にも来ず(忙しいのだろうが)名前だけCDのクレジットに乗ってる系の人もいます。このプロデューサーの前につく名前も大事ですね。音楽プロデューサーだったり映画プロデューサーだったりと。音楽と映画だけでもプロデューサーの意味合いはかなり変わります。

 

映画の場合は簡潔に「お金集めてくる人」ですね。この人がいなければ映画が撮れません。今話題になってるハリウッドのなんちゃらっておっさんとかはこれにあたります。奴の信用でお金が集まってきて、人が集まってきて、映画を作る事が出来ます。一皮むいたらうんちみたいな奴だったんだろうけど、仕事という意味ではこのおっさんが居たから出来た事も沢山あるでしょう。

 

音楽の場合は、簡単に説明する事が難しいけどその作品の全ての方向性を決める人、になるのかな。責任者みたいなものです。もっと言うとプロデューサーも分かれてるから「エグゼクティブ」となんかカッコよさげで仰々しい名前のつくプロデューサーもおる。その人はなにやるかって言ったら音楽の世界では「お金を出した人」的な立ち位置です。うちみたいな弱小零細レーベルプロダクションは全部僕が兼任だけど、レーベルが別の人はだいたいレーベルの社長がこれにあたりますね。プロダクションは今までのところだけど、メジャーデビューなんかしたらそのメジャーメーカーの社長がこのクレジットに乗ります。

 

でもプロデューサーがダメダメだったら良い作品は絶対に出来ません。でも結局まとめると何の人?ってなるからやっぱり「嫌な奴」になるんです笑 一生懸命作った作品も「いや、違う」とか簡単に言うし「もっとこっちの方向性で」とかガンガン言うし、挙げ句の果てには「作り直し」とかも言うわけです。うざい奴なんです。でもこの憎まれ役が誰よりもそのアーティストや作品を大事に思っていないとそもそも別々の個性がぶつかり合うこの世界では全てが無に帰すわけです。大事なわけです。

 

ではDは?Dとはディレクターですね。

 

監督的な立ち位置なんだけど、これも実はうちみたいな所だと兼任です。音楽業界では「A&R」とも言います。発掘育成制作を担当するまとめ役ですね。

 

このアーティストいいなぁと思って、そのアーティストと話をして契約をして、育成して制作も担当していく。アーティストとは二人三脚ですね。ここがとても大事なんですね。よくメジャー言ったらなんか変わったという声を聞く事がありますが、このA&Rが変わると作品がガラッと変わってしまう事があります。漫画の担当さんみたいな所だね。作風も絵柄も変わってしまうみたいな。メジャーメーカーがどうこうってわけではなく、このA&Rという立ち位置はそのアーティストの作風やブランディングも全て変えてしまえる立ち位置なので(一番現場でアーティストに近く)すごく難しい所です。

 

アーティストが次の作品はこうしたい、と言ったとして「それは良いと思う」だの「それはまだ早いと思う」だの、もっと細かい所まで行くと歌詞の内容まで良い悪いだけでなく、そのアーティストらしいか、逆にそのらしさを崩すタイミングなのか、どうなのか、全てを決めなければなりません。

 

アーティスト活動とは長い年月をかけて徐々に人様に認めてもらう事だと思っています。だからこのディレクター(ディレクション)が間違っていると売れなかったり売れても一瞬だったり様々な弊害が出てきます。世間一般に見て売れるんじゃないの?って思ったものが売れていない場合、ディレクターとマネージャーがよくないというのはよく言われる事ですね。当たり前なんですが、ディレクターがよくなければ魅力的なコンテンツにはなりえないし、マネージャーや事務所がちゃんとしてないといつまで経ってもアーティストは前に進めないし露出も見込めません。

 

トータルすると、P+D+M(マネージャー)+演者がしっかりしていないとちゃんとした音楽やアーティストにはなりえないという事ですね。

 

でもそれも全て人間、人間が複数集まれば様々なトラブルや心理的に難しい状況なんてものは幾らでも生まれてくるんです。でも逆も然り。僕はこの構図をちゃんとしっかりと見た事がなんどもあるけども、別々の人の力がまっすぐベクトルを同じくしてとてつもなくパワーを生み出したりするのも事実です。

 

んー難しいですね。

 

でも忘れないで。上の式には大切なものがまだ入っていない。上の式で完成するのはオナニー行為です。それをしっかりとした形まで持ってくるのに大事なのは「ファンの皆の存在」だね。これがなにより大事なんです。ファンの皆の存在についてはまたいつか書きたいなと思っているので今は話を戻すね。

 

このP+D+M+演者の式を簡素化し一本化したのがこの式、

 

1人(P+D+M)+演者。

 

もちろんこの図式には音楽を制作していく工程は入ってないけど、作曲者や作詞者の作家の皆をしっかりとまとめて良い作品を作っていくと言う前提が入っています。一旦説明の上では省きますが。最近はこの上の1人+演者という図式はよく見るようになりました。コドモメンタルは全アーティストこの図式です。良い事も悪い事もあるのは承知の上でこの図式です。

 

音楽の世界は狭くて深いです。

 

簡単に入ってこられないし、入っても深い深い根が張っている部分も沢山あるんです。

 

僕はこの狭くて深い部分が腹立つ側の人間だし、業界から言わせたら間違いなく「異物」になるでしょう。異物混入してきたなみたいな感じです間違いなく。作品をいっぱい出してCDショップの棚は減るし、皆喉から手が出る程欲しいメディアの枠も掻っ攫っていきます、でも僕はそう決めたから、異物だろうがなんだろうがこれからも掻っ攫っていきます、遠い昔にそう決めたから。それでもまだまだ出来ていない点は沢山あります。

 

PとかDとか、本当はどうだって良いんです。

 

ただ今回この記事を書いたのは、そんな業務を日々担当している人がいて、そんな人たちと作り上げていく世界をもっと皆に知ってもらったり気に入ってもらったりしなければならない世界なんだと言う事を僕自身再認識したかった所が大きいですね。

 

脳ってのは不思議で同時に何件もの処理もすれば、同時に何件もの夢を見たり現実を作り上げたり出来る不思議器官です。

 

あ、ごめん、そうするとただ単に僕の脳が整理するための記事みたいな感じになってしまう笑

 

でも大事なんです。書き出してみて、また再認識して、そのセクション毎の最善を尽くして仕事をする。制作をしていると色んなものがごちゃごちゃになってくるので。お付き合いありがとうございました。笑

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