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2017.9.5

ぜんぶ君のせいだ。「Egoistic Eat Issues」前半

皆さんこんにちわ、codomomental(W)です。お昼です。

 

ぜんぶ君のせいだ。3rd New AL「Egoistic Eat Issues」店着日なので、記事更新を。

通常盤(11曲入り 2,000円)

©️ ぜんぶ君のせいだ。

初回限定盤(16曲入り 2,500円)

©︎ ぜんぶ君のせいだ。

 

はい。という事で、まだ手に入れてない人も沢山居るとは思うのですが、聴きどころなんてのも含めてレビュー的なレコメンド的な感じで見てくれれば嬉しいです。まずそもそも物質として手に取ってもらいたい、という想いはずっと変わっていません。そしてメーカー自体がうち(コドモメンタルINC.)なのでギリギリの価格設定にしてあります。それは若い頃(中学生とか)好きなアーティストのアルバムがどうしても欲しくて欲しくて、でもその頃の自分には高くて手が届くか届かないかギリギリだったんですよね。その頃の価格は3,000円とかで。

 

3,000円だとキツくて、でも欲しくて。そんなことを常に考えています。だから2,000円です。これでもなんとか頑張りましたので、手に入れてもらえると幸いです。それでは僕の個人的独断と偏見を交えた適当なレビューを

 

独白園

ぜんぶ君のせいだ。3rdフルAL「Egoistic Eat Issues」のリード曲です。はい「独白園」と書いて「ひとりごとガーデン」と読みます。作詞GESSHI類・作曲水谷和樹です。アルバム制作の最後の方に出来た楽曲だったりします。ちなみに、テレビ朝日系「musicるTV」のEDテーマです。

 

重めでファンタジックなイントロからヘヴィで爽快なギターリフとスクラッチ(ぜん君。さん初)が入るAメロ。一番支所にDEMOが来た時に和樹が「ビースティーみたいなAメロです」って言ってて、僕も同じ事を思ってたのであぁなるほど面白いなと思ったんですよね。けども、これがそんな感じでずっと進んで行かない…あれ、どんどん重くエモくなっていく。可笑しいな…

 

僕はGESSHI類に言いました。「ふざけわちゃわちゃ要素とエモって混在すると思う?」GESSHI類は頭を抱えたまま凍りつきました。

 

そう、同じ曲の中で絶対に同居出来ない要素が混在して居る楽曲にしたかったんです。その絶対はあくまでも今の今までの音楽の世界の話。ぜんぶ君のせいだ。だったら混在出来るかもしれないって直感で思ってしまったので、挑戦しないわけには行かない。でも時間はない。納期はいつだって僕らの首を絞めにかかってくる。GESSHI類と横で何度もこうじゃないかああじゃないかって話し合っていたら1日かかっていました、丸々1日。

 

でも題材は難しいものじゃいけない。簡単簡潔でいい。「想い」一辺倒。エモが何かなんて僕はどうだってよくてただ思うのはやっぱり想いで、その想いについてしか書いていないんですよね。その中で何色もの景色を見せてくれる歌詞にしてくれたのは本当に嬉しかった。

 

そしてメロディーのディレクションも今回はかなり色々言いました。AメロのRAPパートの抑揚やキャラクター、高速のRAP(めぐとが)、一変するBメロ。このBメロ実は誰にも言ってないんだけど、ぜん君。の声グラデーションで一番綺麗な形にしてる。これにほんのちょっとでも気づいた人が居たら僕に連絡下さい、僕が育てたい。笑 はい、誰々の声がって意味ではなく、まし→とがれ→よつ→めぐみって順番の声色はとても素敵なグラデーションなんです。とても気に入っています。

 

そしてサビへ入っていくんだけど、このサビも難しいんです。絶対的な感情が出る歌じゃないといけない。歌詞じゃないといけない。それが出来なければこの楽曲やメロディーに申し訳が立たない。答えは聴いてくれたら理解してもらえると思う。とても感情が前に出る歌になっています。

 

そしてぜん君。らしいDメロを経てダウンアレンジから台詞へ。ここから物語は「想い」の凝縮へ。とても気に入ってるフレーズがあって如月が担当してくれてるんだけど「ぼくから、君へのノンフィクション」と「君から、ぼくへのフィクションと」って所で、独白を表す良いフレーズだと思っています。そこの歌もいい感じにそれ感が出てて注目して欲しいです。

 

4人とも最高のパフォーマンスをしてくれた。楽曲や歌詞の持つ意図を存分に引き出してくれた。各々のパートが絶対にそれを表してくれてるはずです。そんでMVね。これも色んな意味を凝縮しました。それはまた公開されてから書けるといい。

無題合唱

言わずもがな、ぜんぶ君のせいだ。が大切に歌ってきた歌です。この楽曲に関して特に言葉はいらないよね。ぼくはそう思います。

 

ただアニメーションでのMVを制作してから絶対に決めていたのが、今回の形です。出来て良かった。

みすふぃっとらゔぁーず

笑ったんだよね。アルバムを制作してると必ずある「あぁ創作って面白いな」って思う現象。まずこのフルアルバムの中で無題を抜かして一番最初に出来た楽曲でした。DEMOが来てから作家同士「好きに作っちゃって下さい」って言った。ら、こんな面白い感じになっちゃって笑 ちなみに、TBS「イベントGO」のタイアップになっています。

 

まずイントロの台詞からよくわかんなくて、でも元気がよくてなんか変で笑っていた記憶があります。ぜんぶ君のせいだ。の楽曲幅は広いのでどんな楽曲でもどんどんやっていく方向なんだけど、とにかく笑顔になれる楽曲ってのは大事で。

 

突然変な掛け声やシャウトが入って来たりバラエティ豊かな曲になって良かった。

 

アンバランスで異様はっぴーごーらうんどってまさにぜん君。さんの為にあるような言葉だったりして。まぁ内容は自分のこと(自分たちの)だったりするんだけど、相変わらず強いけどよわむしな人たちなので自分たちや、ぜん君。さんに共感してくれるような人たちの為の応援歌って感じだね。

わがまま新生Hominina

こちらはシングル曲なので割愛しますね。ちょっと前(だいぶ前か)に記事を書いたのでそちらもご覧下さいな。

まけいぬwhining

この曲も制作最後の方に出来たんだけど、思い詰めがちな楽曲も多かったんですよ、それまで。だからなんというか気を抜いて聴ける曲が欲しかった。もちろんその中に意味もないとダメなんだけど、いい意味を出せたような気がしています。

 

結局面倒くさい人間の集まりなんですよぜん君。って。その”面倒くさい”感じが欲しかったというか。人間らしいのがとても好きで、その通りLIVEなんて自分の気持ちでどんどんやらなきゃならないことも飛んでいくし、でも笑顔だし、でも終わったら反省してるし笑

 

本当ぜん君。らしい楽曲だなと思います。それでいいんですよ。

 

なんというか、絵に描いたような精一杯って大人になると観れなくなるんですよ。青く光輝くピカピカしたものって魅力的だし素晴らしいとは思うけど、全部の人間がそうなわけじゃない。もっと暗くてへぼくてアァァアアアァァぁって感じの人もいるんです。何より僕らがそうだから。でもそのままでいいなんて思えない。ここ大事なんです。

 

有りの侭でいいだよってのは絶対違うと思うんです。だって変わるべき時って絶対あるし。で、そんな時頑張りたいなって思うんだけど、上手く頑張れない時も沢山ある。一旦戻ってみたりただ泣いてみたり愚痴をこぼしてみたり叫んでみり…人それぞれになるんだろうけど、人間ってそんなもんじゃないかって。

 

結構爽快なROCKサウンドにこんな歌詞ってとてもぜん君。らしいなって思う。5曲目で自己紹介みたいな、そんな楽曲だったりしますね笑

歩兵ディストピア

今回の「Egoistic Eat Issues」の中でもTOPクラスに問題作笑

 

限定公開した時にはTwitterトレンド2位まで行ってびっくりしました、#チョコミントには勝てず。それもまたいい感じで。ホーンセクションがあるゴリゴリサウンドに破綻しかねないくらいギリギリの歌詞を乗せたもの、そしてそれをメンバーが目一杯遊んで歌ってくれたものがこの「歩兵ディストピア」という楽曲。いやはや楽しい楽曲。

 

これは皆が真剣に遊んだからすぐ出来た曲で、すぐ公開した曲。もはやhip-hopのアーティストがやるMIXテープのように一瞬のスピードで公開まで持って行った覚えがあります。こんな風に創作が出来ると最高に面白いなって感じでした。

 

皆は好きなフレーズありますか?やっぱりインパクト的には「カッパドギア」とか「ポイズン(◯町風)」とか「〇〇言いたい〜あるある」とかになるのかな。僕も大好きなフレーズたちです。ギリギリの境界線って存在してて「あ、これアウトかもしれない…」みたいな所は大好物で、まさにそんな感じだった。カッパドギアどこかすぐググったし、ポイズンこれアウトっぽいですねーってなったりあるあるに関しては言いたいのに言えないのがもうダサくていい笑

 

でもそれもこのギリギリを破綻させない楽曲を作ってくれたsyva君のおかげかな。こんなの変態じゃないと作れないLIVEでの振りもメンバーがすぐ決めてくれて面白くて大好きです。LIVEではハッチャケちゃってくださいな。


 

ちょっとかなり長くなってしまうので2回に分けますね。前半戦はシングル曲があったので少し割愛しましたが、昔の記事なんかもちょろっと見てもらえるといいかもですね。

 

2回目(後半戦へ続く