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2020.4.9

リアルな現状

皆さんこんばんわ、イマムラです。深夜です。

 

今日はタイトルを決めずに書き始めています。書きたいことは沢山あるんだけど、なんとなく読みやすくまとめられる自信も腕もないので…

 

以前「頑張るね、頑張ろうね」と言う記事を書いてから、はや一ヶ月以上の時が経過しています。皆さん元気にしていますか?

 

僕は音楽の会社をやってて当たり前にウイルスに詳しくはないので、一ヶ月前は新型コロナウイルスというものがよくわからず、本質も見えず、ただ政府が方針を出すほどのことなんだろう、という認識でいました。世界各地で様々な状況が起き、様々なNEWSも見られる今、一ヶ月前の自分の認識とは全く違う印象があります。”怖れ”は無知からも来るもの。無限にある情報を確認しながら、無知ながらも多少は勉強したつもりでいます。この”つもり”が一番危ういなんてことも理解しながら。

 

一昨日7日、日本政府が緊急事態宣言というものを発令しました。緊急事態宣言というものを見たことも聞いたこともないです、僕は。何十年も生きてきて。ということはこの音楽業界も緊急事態宣言なんてもの知らないんです、当たり前だけど。今現在その中で生きています。

 

いつの間にか、会社アカウントとしていた公式Twitterアカウントもまた僕が運用する事になり、良いも悪いもなるべく早い情報出しが出来るようにと考えていながらも、納得行かないことも続き、短文で其れ等を伝えることが出来ない矛盾に悩みながらもこうしてPCに向かっています。

例に漏れず株式会社コドモメンタルというものも、この新型コロナウイルスの影響をモロに受けています。政府が出した緊急事態宣言は一旦5/6を目処にと報道がありました。2月の後半から、5月の前半まで。緊急事態宣言が現段階で解除されると言われている時まで約2ヶ月、LIVEはほとんど出来ない状況になっているわけです。レーベル事業・マネジメント事業・LIVE制作事業などが業務の主体の弊社は壊滅的なダメージを追っているわけで、それは弊社だけの問題ではなく、LIVEエンタメの世界だけでない状況に今はなっています。

 

経済的、精神的に、限界を迎える企業が出てくるのは言うまでもない。それでも休業要請を2週間延期するという報道も目にしました。緊急事態宣言という圧迫で仕事自体は出来ない状態になっているのに、休業補償が出来ない or しない為、現時点で仕事はほとんど出来ない状態なのに休業補償はしない2週間が伸びたわけです。目の前は真っ暗闇。今までも徹底的に”自粛”を促され、良識ある人間であればあるほどその自粛要請に従い、感染のリスクやその他問題も加味した上で、自社の損害を向こう見ずに自粛をしているはずです。補償はないけれど。開催すれば世間から総叩きに合い、開催しなければ巨額な負債を背負い、それでもアーティストとアーティストを愛してくれる皆を想い開催中止や延期を選択する。

 

それでも政府は”お金借りれるように”しといたので的な状態だ。低金利や無利子などの条件だとしてもそれは借金。勿論様々な助成金制度もあるにはある。利用出来るものもそうでないものもあるけれど。助成金の重複は普段の日本では出来ないけれど、今のような状況なので重複しても問題ないようでもある。ただ、あくまでもそれは”助成金”なだけで、損失やその他不利益全てを補填出来るものでは全くない。

 

まだある。LIVEハウスは僕らが育った場所でもあるからして、なんとかしてそのLIVEハウスを助けられるようにとはいつも、いつでも考えてる。ただ、ちょっと待って欲しい。

 

毎日の公演がなくなっている箱もそうだけど、ツアーなどの主催者は完全に地獄だ。どういう意味かと言えば、主催者はLIVEハウスを借りて公演を行う。だが”自粛”によって公演を延期や中止にする時にキャンセル料というものを箱に支払う必要がある。普段ならそのシステムは何ら問題はない。どんな理由であれ公演をトバすという行為を音楽業界は良しとしない、当たり前だ。僕らもよっぽどじゃないとそれをしない。ただ状況が状況だ。自分たちの問題じゃない問題で箱が使えないとして箱に一歩も足も踏み入れぬままキャンセル料を支払えと言われる。そしてチケットは当たり前に払い戻しになる。主催者はプレイガイドに”払い戻し手数料”というものを支払って一枚一枚払い戻しの手続きをしてもらうんだ。チケット代も一円も入ってこない(お客さんにお返しするものなので)状態で、更に一枚ずつ手数料をかけられる。これはイープラスさんが一番はじめに払い戻し手数料を無料としますと宣言をしてくれ、ついでローソンチケットさんもそうしてくれた。ただ、手数料が発生した数公演は確実に存在してる。

 

まだまだある。主催者は公演に際して物販などのGOODS製作をして会場へ行く。何ヶ月前から準備して。公演が出来ないから物販は当然余まくる。規模感が大きければ大きいほど本当に地獄のような負債が一瞬で生まれていく、これが最近の状況だ。

 

ぜんぶ君のせいだ。”未夢命TOUR2020″各公演(現在確認調整中)

© ぜんぶ君のせいだ。

 

ゆくえしれずつれづれ”光闇光行脚”を含み、海外公演などの各公演

© ゆくえしれずつれづれ

 

KAQRIYOTERROR海外公演やリリースイベントやこの先各公演(現在確認調整中)

© KAQRIYOTERROR

 

星歴13夜”FemtoNovaSet Tour”やリリースやリリースイベントなどの各公演(現在確認調整中)

© 星歴13夜

 

été TOUR 2020 “OVER” 5/6までの各公演(現在確認調整中)

© été

 

popoq ビバラを含むフェスやその他各企画公演

© popoq

 

BATROICA METAL SUMMER JACKET 初企画&カナダツアー公演

© BATROICA METAL SUMMER JACKET

 

これだけのアーティストの各公演がぶっ飛んでいる事実を並べてみたけどクラっとくるね…実際目の前を切り抜けるのに必死過ぎて今現実をはっきり見たというか…

 

赤裸々に言わせてもらえれば、何度だってリアルに死について考えた。漫画みたいだけどリアルに。何年もなんて無理だけど少ない少ない生命保険が降りる方法とか調べたし、この先何年も活動できないような時期が続くのだとしたらどうして生きていくべきか、また全アーティストがちゃんとそれでも活動出来るようにって必死に今も考えてる。何パターンも何パターンも、自分なんてなくていいから、アーティストが積み上げてきたものが0になってしまわないようにって今も考えてる。だって奴らは其れにだけ命をかけて生きてる究極の不器用人間たちだから。だからこそ僕はそこに惹かれるわけで、絶対に、生き残らせるべきアーティストだと確信してるから。

 

それでもまだ答えは出ていない。

 

僕なんて学校も小学校しか出てないくらい頭悪いし学もない。其れを今恨めど時すでに超遅いけれど…今も考えてるけど、とにかく今、一歩でも前に、前に進む為には何が出来るかに最大限注力するようにしている。

 

その一つの配信。こういう自体になるとこぞって現れるのがIT系企業の各種サービスだ。それ自体が悪いなんてことは何一つない。素敵なサービスが沢山ある。でも出来る限りうちは使わない。以前から使わせてもらってるプラットフォームは別として。理由は簡単で、コドモメンタルはアーティストたちを最大限今までと同じ状況で活動してもらう為(LIVE以外の)だ。当たり前の話、サービスを使えば費用がかかる。例え話として、CDを流通するとレーベルの利益は約半分。1,000円だとしたら500円、これがレーベルの取り分となる。その500円の中から全ての制作費を捻出するわけだ、勿論プレス代などの経費も。これはCD流通の話だが、配信サービスなども同様に料金がかかるわけ。今現在ネットにてリリースイベントなどを行っていることは知ってもらえてると思うが、コドモメンタルにCD在庫がないのは流通の倉庫にCDがあるから。その倉庫から弊社コドモメンタルへCDを戻す手続きにも1枚から料金が発生する。塵も積もれば莫大な経費になってしまう。それでも普段行うリリースイベント分が倉庫で眠っているよりは一歩でも前に、僕らはCDを倉庫から出してもらい全て自分たちで行う手法に即刻切り替えた。

 

それでも様々な企業がリモートワークなどになっているから時間がかかってしまう。だから僕は自分で倉庫に取りにいくって駄々を捏ねまくってるけど、まだその方法は受け入れられていない笑泣

 

配信をするにはSTUDIOが必要。STUDIOは当たり前に普段から家賃が発生していて、立地によって音の制限などもある。配信時間に関する部分がいつも通りのインストア時間にやれたりやれなかったりする部分はそれを常に交渉調整しているからだ。だからちょっと早い時間とか特に平日は制限が多かったりもするので申し訳ない。それから無観客でいいからLIVEハウスでやってよって意見もよく見受けられるが、これに対してもリアルに発生する経済的部分が関係してくる。箱によっては通常と同料金を払って使わせてもらったり、今は緊急事態宣言が発令されたから料金に関しても相談しながらみたいなところはあるが少なくても3月の後半に入るまではほぼ全額が請求されていた。キャンセルしてもそうだし使ってもそう。

 

投げ銭にしたらいい、という意見もあるだろう。投げ銭にするのだとしたらそれ相応の画である必要がある。生の体験を超えるものでなければ画面越しにお金なんてもらえない。必要な機材は無数で、カメラマンなどのマンパワーやギャラも絶対にかかる。それこそちゃんとしたものを提供しようとしたらZepp規模のDVDやBD制作を視野に入れたクルーを呼ばなければならない。一度だけなら、用意していたとしたら、超赤字を覚悟でやることは出来るだろう。でも複数回行うことは不可能だ、どんなお金持ちでも。そして何よりも自社以外の人間が仕事に入ることで”感染のリスク”は圧倒的に増える。自社に関しては徹底的に感染リスクを減らす努力を常に常に行っているし、管理も自分たちだからこそしやすい。STUDIOに出入りする人間もコドモメンタル以外にない。何処かではなく、自分たちだけで用意出来る場所でもある。

 

様々な角度から上記を含めて、検討に検討を重ねて行っているのが現状です。

 

それでも一歩でも前へってマインドは常に持ち続けてる。僕は関上と毎日相談して、こうしたら、ああしたら、あれを用意出来れば、あぁ在庫がないな、皆考えることは一緒か、でもなんとか手に入らないか、こういう方法はどうだろう、こっちのがいいかもしれない、と常に相談する。ケンタ君に、中村に、イズ君にどうしたらファンの皆が喜んでくれるか、多少ブランディングを崩したとしても、今、ファンの皆が喜んでくれることは何かって相談して、出た結論で必要なものを川島に頼む。各グループのリーダーにその旨を伝え、リーダーたちはそれを必死に考えて実行していく。バンドたちとも話し合って、それぞれ今出来ることは何か、実行していこうと常に情報をアップデートしながら対応していく。

 

ただどんだけ苦しい状況になろうとも(物理的にも精神的にも)諦めてしまうなんて選択肢は皆無でした。一度も想うことがなかった。

 

まだまだ聴きたい。まだまだ観たい。

 

理由なんてものはそのたった二つだけでいい。その為だけに今も、働いていられる。そんな素敵なことってないでしょう。だってこうしてる今も、皆には少し悪いけど(ごめん)次の展開の為に用意してる音源が聴けていて、その度に超大好きだよって思って、愛してるって思って、頑張っちゃおうって思える。今まで展開してきたものが流れたら、おいおいこの時も最高だなって思って、その曲で超泣けるし超笑えるし超考えさせられる。そんでたどり着く、コドモメンタルに居てくれるアーティストなんでこんなに最高なんだよって。誰がどう想うとか関係ない、僕がそう思うからそれでいい。

 

納得いかないことは多いし、そもそも国の危機だってのも理解してるし、補償がどうのとかいっぱいある。確認したいこと、皆が混乱してるからそもそも論で各地ずーーーーーっと混乱してるけど、根気強く調整していく。収束がいつかなんてわからないけど、心折れずに続けていく。

 

今日は現状のリアルをありのまま伝えてみました。

 

こんなことをしてるよ、今はって。

 

そんでどのアーティストに会っても絶対にその子たちが言うことがあってね、早くファンの皆に会いたい。って言うんだよ。僕も、同じ気持ちだよ。